自閉症のある兄妹アーティスト “好き”から生まれる作品 2022.11.9放送

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  • Опубликовано: 8 янв 2023
  • 今、全国、そして世界から注目されている兄妹のアーティストが金沢市にいます。高校1年の兄 輪島 貫太さんと、中学2年の妹 輪島 楓さんです。自閉症のある2人は、とっても感性が豊か。貫太さんは、人や動物、ロボットなどが仲良く集まる絵を描くのが大好きです。楓さんは、おとぎ話が大好きで、ドレスや王冠などをモチーフに、切り絵でデザインします。2人がのびのびと創作活動を続けられる背景には、葛藤しながらも、子どもの「好き」を尊重してきた 母・満貴子さんの子育てがありました。
    長期滞在向けのホテル、「ハイアットハウス金沢」。ソーシャルスペースを彩るのは、色彩豊かなアート作品です。「異彩を、放て」をミッションに掲げ、知的障害のあるアーティストなどとライセンス契約を結んでいる岩手県盛岡市の会社、ヘラルボニーが手掛けました。
    「ハイアットハウス金沢」と「ヘラルボニー」がコラボレーションした1日1組のみが宿泊できる、期間限定のコンセプトルームには、金沢市在住の兄妹アーティストの作品も採用されています。
    兄の輪島貫太さんは2歳半のとき、妹の楓さんは2歳のときに、自閉症と診断されました。2人は地元の小中学校の特別支援学級に通いながら、趣味で創作活動を続けてきました。
    母・満貴子さんは、貫太さんと楓さんの子育てに奮闘する中、子育てに対する考え方が変化していったといいます。
    そんな中、2019年、母・満貴子さんがSNSに投稿した2人の作品が国内の大手スポーツ用品メーカーが展開するファッションブランドのデザイナーの目に止まり、商品化につながりました。
           
    これをきっかけに貫太さんと、楓さんの作品は脚光を浴び、有名アパレルブランドや全国区のイベントなどにも活躍の場を広げました。貫太さんと楓さんの作品が、美術館のように飾られた自宅。奥には、広いアトリエがあります。
    こちらの箱には、貫太さんの3歳ごろからの歴史が詰まっています。
    現在、貫太さんが制作に取り組んでいる作品も「未来」への願いが込められています。
    ロサンゼルスオリンピックやリオデジャネイロオリンピックなど、過去のオリンピックの開会式や閉会式でのパフォーマンス、貫太さんが好きなキャラクターとアーティストとのコラボレーションなど細かく描かれた一つ一つの登場人物に、意味があります。
    現在の貫太さんの作風は、思わぬところから生まれたそうです。
    もの静かで繊細な貫太さんと、パワフルでダイナミックな楓さん。作品にも、制作過程にも、2人の個性がそのまま表れています。
    取材クルーの訪問に驚いた、人見知りの楓さん。仲良くなるのに少し時間がかかりましたが、魔法のような手さばきを見せてくれました。
    人一倍、感覚が研ぎ澄まされているからこそ生まれるアート。貫太さんと楓さんの「好き」が溢れる作品からは、純粋な思いが届き、たくさんの笑顔をつなぎます。
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